壁の向こうは男の世界
御嶽(うたき=聖域・拝所のこと)をいくつか見て思ったのだけれど
琉球の信仰では、自然に宿る霊性を大切にするようだ。
植物も霊の宿る大切なもので、樹木は定められた日に然るべき儀式を行ってからでないと切ってはならない。
首里城内にも「京の内」と呼ばれるそんな聖域がある。
今は綺麗に舗装されて、小さな丘の遊歩道のようになっている。
そこから首里城正殿を臨むと、石垣の向こうはこんな感じ。

琉球では、国を治める「まつりごと」の
「政」のほうは男のみで行われていたけれど
「祀り事」のほうは女のみで行われていた。
聞得大君(きこえおおきみ)と呼ばれる女ボスをトップにして
神女たちによって様々な儀式が行われ、宗教面で国を支えていた。
だから、京の内から御庭(正殿前)を見たこの景色は
女の世界から男の世界を覗いている感じ、ということになるかな?
琉球文化というと、ものすごく男尊女卑というイメージがあるのだけど
もしかして
「祀り事」の比重が大きかった頃には、そうでもなかったのかな。
ある意味二権分立の制度だったのかもしれないとも
考えたりもする。
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