海の向こう
このローカルの教会の横に、海に面して大きな十字架の立っている
綺麗な一角があった。

「海に面した十字架=結婚式用チャペル」というイメージを持っていた私は
綺麗なところだなと思って写真を撮ろうとしたのだけれど
あることにあっと気がついて差し控えた。
十字架の周りにはいくつかの墓石。
大きな波が来たらさらわれてしまいそうな海すれすれのところに
墓地があるのだった。
海と共に生きて、海に向かって眠る。
やっぱりそれがハワイという島の「しまんちゅ」の人生なんだろうな。
ハワイの土着信仰はあまり良く知らないのだけれど
山と共に生きる民族はあの世(先祖と神の世界)を「山の上」に
海と共に生きる民族はあの世を「海の向こう」に
あると考えることが多い。
ハワイ島には山も海もあって、恐らくどちらにも神が宿っているのだろうけど
沖縄の「ニライカナイ」(海の向こうの神の住む場所)のような
概念はきっとあるのだろうな……
それと後から入ったキリスト教が融合したりしているのかな……などと
シュミ的思考に突っ走りつつこの教会を後にした。
ただ単に景色がいいところに埋葬していただけかもしれないけど。
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